概要
6月23日に発表された2021年モデルのMT-07。
いよいよ、7月28日に発売が開始される予定です。
MTシリーズと言えば、ポテンシャルの高さに対して、手頃な価格と言うことで
人気を集めているヤマハのバイクです。
大きな変更点は次の通りです。
- LEDヘッドライトを採用
- 新採用のハンドル
- メーター
- フロントディスク大径化
- デザインの刷新
- ユーロ5適合エンジンへの変更
それと小さな変更ですが、ウインカーもLEDに変更されています。
'21モデルのMT-09と共通で変更されているパーツも多くあり、
以前のモデルとは打って変わったデザインとなっているのも特徴です。
スペック比較
まずは基本スペックから。
※ 差異がある箇所は赤くハイライトしています。
'21 MT-07 | '20 MT-07 | |
全長×全高×全幅 (mm) | 2085 × 780 × 1,105 | 2,085 × 745 × 1,090 |
シート高 (mm) | 805 | 805 |
車体重量 (kg) | 184 | 183 |
排気量 (cc) | 688 | 688 |
燃費 (km/L) | 24.6 (WMTCモード) | 23.9 (WMTCモード) |
変速機形式 | 常時噛合式6速リターン | 常時噛合式6速リターン |
エンジン | 水冷DOHC直列二気筒 | 水冷DOHC直列二気筒 |
最高出力 | 54kW (73PS) / 8,750 rpm | 54kW (73PS) / 9,000 rpm |
最大トルク | 67N・m (6.8kgf・m) / 6,500 rpm | 68N・m (6.9kgf・m) / 6,500 rpm |
価格(税込み) | ¥ 814,000 | ¥ 792,000 |
スペック的には大きく変わるようなところはありません。
しかし、ユーロ5適合に伴ってエンジンが変更となっていますので、
新旧でどう変わったかは乗車して確認する必要がありそうですね。
前モデルと'21モデルの違い
1.バイファンクションLEDヘッドライトを採用
バイクの顔とも呼べるヘッドライトは大幅に変更されています。
これは2021年モデルのMT-09 ABSも同様の変更が加えられており、
MT-07の登場初期からのデザインから初めて大幅に変更されることとなります。
現行車のMTシリーズのラインナップのデザインと統一感が出てきますね。
よりスポーティな見た目になったと思います。
バイファンクションLEDライトへの変更によって、
ヘッドライトの小型化が実現されている形となりますね。
※ バイファンクションLEDライトとは、簡単に言うと、
ハイビームとロービームの機能を一つのライトに集約させたライトのことです。
2.新採用のアルミ製ハンドル
新しいアルミ製のハンドルが新型MT-07用に新採用されています。
旧来と比べて、ハンドルの幅を32mm広くし、高さは12mm高くなっています。
画像では分かりづらいですが、ライディングポジションが
更に楽になるようにしているようですね。
3.メーター
以前の小型のメーターとは違い、メーターはサイズが大型化され、
フルカラーの液晶になります。
また、メーター表示のライトが反転され、明るい日でも暗い日でも
よりメーターの視認性が良くなりました。
4.フロントディスク大径化
画像では少し分かりづらいですが、フロントディスクは、
新採用の298mm径のディスクブレーキとなり、形状も変更となっています。
純正タイヤも新採用のラジアルタイヤが装着されています。
5.デザインの刷新
冒頭で触れたヘッドライトの変更だけでなく、
マフラーやタンクなども変更となっていますね。
販売当初から今まで、ほぼ外装に変更がなかったMT-07ですが、
ここに来て大幅にスタイリングを変更してきました。
ホンダもスズキもカワサキも、最近は各メーカーのバイクの「顔」が
トレードマークとなりつつある今、ヤマハも他の兄弟車種と
「顔」を合わせてきたように感じられます。
6.ユーロ5適合エンジンへの変更
新型MT-09の開発時のコンセプト、「クロスプレーン・コンセプト」に基づき、
ユーロ5に対応させつつも、ライダーの操作を快適にさせるように
エンジンのチューニングが行われているとのことです。
※ クロスプレーン・コンセプトについての詳細は、MT-09の開発エピソードから確認できます。
あとがき
MT-09と同日に、新型が登場するMT-07。
どちらのモデルを選択するか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
どちらのモデルを選択するのも、良い選択となるような気がします。
MT-09についても、発売前にまとめて記事にする予定ですので、
バイク選びの参考にしていただければと思います。
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