前回のZ900RSに引き続き、カワサキ車のインプレです。
Z900RSの試乗はこちら ↓
味付けが180度違うバイクに一日で試乗するという挑戦に少しワクワクしつつ。
カワサキを代表する2台に乗れて幸せだなぁと感じつつも、いざ試乗へ…!!
カワサキ「W」とは…?
そう。
いきなりカタログスペックに行こうとも思ったんですが、知らない人もいると思いますので、ぜひこの話をしたくて…
意外と「Z」以外にもこの「W」はカワサキにとって大事なシリーズの一台なんです。
今や国内4大メーカーとして、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキといえばライダーなら誰でも知っている国内のバイクメーカー。
実は戦前から日本のバイク業界で活躍していた「メグロ」というメーカーのバイクのスタイリングを継承しているのが、このカワサキの「W」シリーズです。
歴史で言えば、「Z」の始まりよりも古いカワサキの人気商品です。
※もう50年以上の歴史です…
話長くなるので、やっぱり別記事に起こします…。
まぁとにかく、古くから歴史があり、スタイリングは大きく変えないっていう点で長く愛されているバイクですよ~という事だけ、覚えておいていただければと思います。
カタログスペック
全長 × 全高 × 全幅 (mm) | 2,190 × 790 × 1,075 |
---|---|
シート高 (mm) | 790 |
装備重量 (kg) | 226 |
排気量 (cc) | 773 |
燃費 (km/L) | 21.1 (WMTCモード) |
変速機形式 | 常時噛合式5速リターン |
エンジン | 空冷OHC並列2気筒 |
最高出力 | 38kW (52PS) / 6,500 rpm |
最大トルク | 62N・m (6.3kgf・m) / 4,800 rpm |
感想
外観
【 評価:★★★★☆ 】
まず最初に目に入るこのクラシカルなデザイン。
最新の装備がついているわけでもなく、派手なカラーリングというわけでもなく。
ただただ、オールドルック。
…渋い!!
フラットなシート、一眼のヘッドライト、そして空冷のバーチカルツインエンジン!!
いやかっこいい。
THE☆シンプルって感じですね。
これをちょっと距離長めの山とかに持ち込んで走ってごらんなさいよ!!って感じです。
デザインだけでもとてもノスタルジックを感じる、そんな一台ですね。
うん、アナログメーターってのがいいですね(*´ω`*)
クラシックさを消さないためでしょうかね。
足つき
【 評価:★★★★★ 】
シート高は790mmです。
私の身長が172cm、体重が65kg、股下が大体80くらいです。
なので、私と同程度の背格好であれば問題なく両足地面につくことが出来ます。
かかとまでべったり行きます。
試乗開始
さてさて。
最初に試乗したZ900RSとは全く性質の異なるであろうバイク。
どんな味なのか非常に気になりますよね…(*´ω`*)
カワサキ自慢のバーチカルツインエンジン。
…ドキドキですよ!!笑
今のところツインエンジンは普段乗っているDS250(通称:ドラちゃん)や教習車のXL883のV型2気筒と、試乗で乗ったNinja400やMT-03のパラツインくらいです。
大型の並列2気筒は初めての体験となるわけです。
エンジン始動直後に感じるのは独特な振動。
何でしょうね…笑
ドコドコしてるんですけど、ハーレーのようにダイレクトに身体を揺さぶるような感じでもなく、Z900RSとも違う。
う~ん…表現がとても難しいですが…。
どことなくクラシカルなデザインもあってか、気持ちが落ち着くようなエンジンサウンドと振動を感じます。
そして走り出し。
走りだしはスムーズです。流石に低速はZ900RSより走りやすいような気がしますね。
エンジン特性だと思うのですが、つながりもよく信号待ちではさほどストレスを感じないです。
ただ…
ちょっと回して60km/hくらいで走ってて思ったのが…
ポジションどこ!!?
何言ってんだこいつと思わないでくださいね(;^ω^)
説明をさせていただくと、ハンドルがちょっと手前に来ていてシートがフラットで少し高いんです。だから…ちょっと落ち着かない?
何だろう、今までのバイクってまたがると大体この辺りかな~っていう感じがあっていざ走りだすとそんなに姿勢の違和感みたいなものが感じられなかったんですが…
まぁ僕の思い違いなのかもしれないですが、しっくりくるポジションがようわからんす…(;^ω^)
前に、後ろに…
お尻を移動しては見たんですが、どこかがわからない…
ちょっとマイナスな印象を受けてしまいました。
ただ、走っている最中のエンジンのサウンドは中々のものです。
紅葉をバックにゆっくり流して景色を楽しみながら乗りたい。
そんなシーンにぴったりのバイクだと思います。
音が大きすぎず、ただしっかりと耳に入ってくる。
そういうクラシカルなサウンドが気持ちいい気分にさせてくれます。
このバイクは敢えて何もいじらずに、フルノーマルのまま楽しみたいって感じがしました。
総合評価
【 評価:★★★☆☆ 】
というわけで☆は3つです。
ごめんなさい…スタイリングやサウンドはとても僕好みだったのですがどうもポジションが気になってしまって…
SSとかみたいに相当前傾なんですけど!!みたいなバイクは敢えてそれを選ぶみたいな風潮があるっていうかそういうものなんで別に気になることはないと思うんですけどね…(;^ω^)
このスタイリングでポジションがちょっと落ち着かないのはどうにも…ね…
ただ、一つ。
この問題はカワサキ側も認識しているみたいで、モデルチェンジでラインナップに追加される新型の「W800」についてはポジションがしっくりくるようにハンドルの位置や長さが変更となっていたり、シートポジションが変更になっていたりするらしいです。
ていうか、新色のグリーンが相当かっこいいぞ…これ(*´ω`*)
見積もり
※ 以下は税込み価格です。
車両価格 | 1,012,000円 |
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用品等 | 200,980円 |
諸費用 | 55,000円 |
合計(税込み) | 1,267,980円 |
お店によってコーティングや、諸経費は異なると思いますのであくまで参考程度とお考え下さい。
余談
W650ってセルとキックが両方ついていましたよね、そういえば。
流石にW800には着いていませんでしたが、あれはあれでかっこいいです。
SR400とかいまだにキックのみですもんね。
こだわりを感じます…(*´ω`*)
あ、ちなみに以前少し調べたことがあって。
W400ってW650のキックスターター付けられるらしいですよ。
興味のある方は是非是非、調べてみてくださいまし…!!