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保存版|実際に愛用してわかったレザージャケットのメンテナンス完全ガイド

メンテナンス用品
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レザージャケットは「手をかけるほど味が出る」素材です。
私のHYODのゴートスキンのレザージャケットは6年経っても柔らかくツヤが残っています。

本記事では、なぜレザーにメンテが必要なのか、何が原因で痛むのか、そして具体的なメンテ手順(油分補給+防水コーティング)を写真付きで丁寧に解説します。

1. レザーはなぜメンテを必要とするのか

革は元々「動物の皮膚」です。なめしの工程で加工されていても、内部には水分や油分を蓄える構造が残っています。

その油分が抜けると、表面が“硬く”なり、ひび割れや退色、光沢の劣化を招きます。だからこそ定期的なケア(油分補給)が必要です。

2. なぜ革は痛むのか(主な原因)

  • 乾燥:最も大きな要因。油分が減ると繊維が脆くなる。
  • 紫外線:色あせ・表面硬化を促進する。
  • 汗・塩分:汗に含まれる塩分が繊維を痛める(特にライディング頻度が高い人)。
  • 水分(長時間の雨):タンニン分の流出や革の縮み・型崩れにつながる。
  • カビ・保管不良:高湿度での密閉保管はカビの原因に。

3. なぜ「オイル(動物性)」と「防水スプレー」が答えなのか

Q:動物性の油(ラナパーなど)を塗ると何が起きるの?

A:動物性オイルは革の元の油分構造に近く、表皮〜内部に浸透して繊維を柔らかく保ちます。
乾燥で失われた潤いを内部から回復させ、柔軟性とツヤを与えます。ベタつきの少ない浸透性の高いものを選べば、表面がベタつかず自然な仕上がりになります。

Q:防水スプレーは必要?どう使うの?

A:防水スプレーは表面の撥水コーティングを与え、雨や汚れの浸入を防ぎます。重要なのは「透湿性を損なわない」製品を選ぶこと。
オイルで内部を保護した後に、表面を防水スプレーでガードすると効果的です。

4. 実践:レザーメンテナンスの手順(6ステップ)

  • 目視チェックとブラッシング: 馬毛ブラシや柔らかい布で表面のホコリや泥を落とす。
  • 軽い汚れ落とし:水拭きは極力避ける。どうしても汚れがひどい場合は専用クリーナーを薄めて使用。
  • 油分補給(ラナパーなど):少量を布に取り、円を描くように薄く全体に塗布。目立つ部分は先に試して色落ち確認。
  • 馴染ませ(自然放置):直射日光を避け、風通しの良い場所で数時間〜一晩置く。
  • 表面の余分な油分を拭き取り:乾いた布で軽く拭く(ベタつき防止)。
  • 防水スプレーで仕上げ:20〜30cm離して均一にスプレー。完全に乾いてから着用。
  • 頻度の目安:使用頻度が高い人は3ヶ月に1回、普段使いなら6ヶ月に1回を基本に。雨天ライド後は早めに乾燥させてから部分ケアを。

頻度の目安:使用頻度が高い人は3ヶ月に1回、普段使いなら6ヶ月に1回を基本に。雨天ライド後は早めに乾燥させてから部分ケアを。

5. 私のHYODゴートレザージャケット(6年使用)レポ

実例:私が使用しているHYODのゴートレザージャケットは6年経過していますが、定期的にラナパーを薄く塗り、防水スプレーで表面保護をしてきた結果、いまだに柔らかさとツヤを保っています。

袖口の摩耗や深刻なひび割れや色飛びはなく、メンテの効果を強く実感しています!

6. おすすめメンテ用品(厳選5アイテム)

ラナパー(Renapur) — 定番の動物性オイル

浸透性が高く、ベタつきにくい。革に自然なツヤを与え、柔らかさを保つのでジャケット向き。
私は長年ラナパーを愛用しています。ジャケットだけではなく、レザーのバイク用スニーカーやグローブにも広く使用出来ます。

コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス

高級レザーに安心して使えるクリームタイプ。光沢と栄養補給のバランスが良い。部分的な艶出しに最適。

アメダス(防水スプレー)

定番の防水スプレー。革用としては透湿性を残しつつ表面を保護するタイプを選ぶと良い。

馬毛ブラシ(汚れ落とし用)

ホコリや砂を優しく掻き出すのに便利。メンテ前の予備清掃に必須。

マイクロファイバークロス

オイル塗布時や余分な油分を拭き取るのに最適。繊維が柔らかく革を傷めない。

比較表:用途別のおすすめ

商品 用途 浸透性 仕上がり
ラナパー 油分補給(全体) 自然なツヤ・しなやかさ
コロニル1909 部分ケア・保湿 上品な光沢
アメダス 表面防水・汚れ防止 低(表面保護) 撥水性・汚れ防止
馬毛ブラシ 汚れ落とし 表面を傷めない
マイクロファイバー 拭き取り・仕上げ 滑らかな仕上げ

7. 保管と日常ケアのコツ

  • 直射日光を避け、風通しの良い場所でハンガー保管(幅のある木製ハンガー推奨)。
  • 高湿度はカビの原因。シーズンオフは除湿剤や換気で管理。
  • 長期間使わないなら、3〜6ヶ月に一度は軽くオイルを塗る。
  • 雨濡れは自然乾燥(陰干し)を優先。強い熱で乾かすのはNG。

8. まとめ

レザージャケットは「乾燥」と「紫外線」が最大の敵です。動物性オイル(例:ラナパー)で内部の油分を補給し、最後に防水スプレーで表面を保護すれば、5年、10年と愛用できる可能性が大きく上がります。

私のレザージャケットはその証拠——定期的なケアでまだ現役です。
この記事は実体験(ゴートレザー、カウレザー)に基づく一般的なガイドです。革の種類や状態によって最適ケアは変わりますので、目立たない場所で試してから全体に使ってください。

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