以前、中古のバイクを買うときの選定基準について簡単にまとめました。
ただ、それだけでは結局自分で判断するには難しかったり、
ちゃんと整備や確認をしているバイク屋か判断が難しいと思います。
そこで、そんな悩みを抱えている方々にお勧めの大手バイク販売チェーン店を
ご紹介します。
バイク探ししている方は一度は見たことあると思います。
それは、レッドバロンです。
レッドバロンで買うのが初心者の方や、バイク選びに自身のない方に
お勧めする理由は、大きく以下の4点になります。
- 約50,000台以上の在庫から検索
- 独自のチェック体制「譲渡車検」
- 自社機械でのフレーム適合試験
- 充実した補償制度
この4点について、詳しく説明していこうと思います。
レッドバロンとは
まずは、レッドバロンというお店を知らない方のために軽く解説しておきます。
レッドバロンとは、日本全国に約300店舗、海外にも数店舗展開している
日本の大手バイク販売チェーン店です。
主に中古車の販売を行っていますが、新車の販売も行っています。
レッドバロン独自の取り組みも様々実施されており、
- 二輪整備専門スクール
- 塗装専用工場
- 専用整備工場
- 二輪整備技術研究所
- コンピュータでのバイク品質検査
など、中古のバイクを提供する側として、
整備士の育成や検査体制など、バイクに関わる教育や研究に力を入れています。
約50,000台以上の在庫から検索
Goobikeや自社通販サイトみたいなものがあるわけではないため、
直接店舗に行く必要があります。
しかし、店舗にさえ行けば全国の店舗や倉庫から社内ネットワークを通じて、
その場で条件にあうバイクがあるか探してくれます。
店舗数だけでも、国内に300店舗以上が存在していますので、
希望の条件に合うバイクを探しやすい環境が整っています。
フレームは独自の機械で検査
レッドバロンでは、独自に研究開発したACIDM(アシダム)という
精密検査機械による検査を実施しています。
ACIDMで確認できる項目は主に以下の4点です。
- アライメントチェック
- パワーチェック
- ブレーキチェック
- スピードメーターチェック
この4項目を機械検査にかけることによって、
車両の状態を診断します。
主にどういった試験を実施しているかは、
公式に記載がありますので、そちらをご確認ください。
独自のチェック体制「譲渡車検」
レッドバロンでは、自社基準での検査を販売する全ての中古車で行っています。
ここまで実施している大手チェーン販売店は他にないです。
譲渡車検については公式サイトからも確認可能です。
検査項目は全店舗、全車種共通で以下の8種類になります。
①フレーム検査
レッドバロンには前述したACIDMというフレーム適合検査機械があります。
ACIDMを利用することで、重要なフレームのアライメントを測定し、
安全な基準であるかの検査を実施しています。
②リコール状態の調査
バイクや車にはリコールがつきものです。
特にモデルの初期型になってくると、どうしてもリコールが発生しやすいです。
レッドバロンでは、販売する車両のリコールの対応状況を確認します。
未実施であった場合は、リコール対応を実施し、
完了した車両を販売することになっています。
③部品調達が可能である
メーカーの部品在庫義務期間は生産終了後約7年となっており、
それを過ぎたバイクは、純正部品や適合部品がなく、
修理が不可能なケースがあります。
レッドバロンでは、長い期間をかけて部品の収集や研究を行っており、
リサイクルパーツや、オリジナルパーツ、パーツそのものの修理
等を行い、本社工場に3,700種類超、77万点以上のパーツを保管しています。
また、レッドバロンで購入したバイクには3年間の修理保証が付帯します。
レッドバロンで購入することにより、
万が一の愛車の修理にも対応することが可能です。
④基幹部品に異常がない
レッドバロンから販売される車両は、走行に問題を及ぼす状態にないか
複数の項目に及ぶ検査を実施しています。
検査するための設備や教育に投資を行い、
機械を利用することによって、異常がないか確認する精度を上げています。
⑤スピードメーターに異常がない
ACIDMを利用し、スピードメーターが実際のスピードと差異がないか検査します。
また、古いバイクでありがちなメーター巻き戻しなどの改ざん行為がないか、
慎重に検品を行います。
⑥違法改造箇所がない
レッドバロンでは、 違反している改造が施されているバイクの販売はしていません。
マフラーやナンバープレートホルダーなど、
意外と気が付きにくい部分もちゃんと譲渡車検時に点検してから
店頭に並ぶことになっています。
これはすべての排気量で実施していますので、
車検が不要で違法改造されている車両の多くある250cc未満のバイクも
レッドバロンでは、店頭に違法改造車両が並ぶことはありません。
⑦必要書類がそろっている
個人売買でよくあるトラブルが、この必要書類です。
必要書類に不足・不備があり、車検を通すことができない。
とかはネットで調べると意外と出てくるものです。
車検証はもちろんですが、社外品のマフラーを装備する場合、
排ガス規制をクリアしていることの証明書が必要となります。
そういったものも、全て揃えてから店頭に並びます。
⑧装着マフラーが適法である
騒音や排ガス規制に適応しているマフラーであることも確認されます。
マフラーについても単体だけでなく、
装備しているバイクの規制に合うものかも同時にチェックされます。
安心できるお店で中古車選びを
検査体制が整っていることで、納車後の安心感が変わってきます。
このブログではあまり触れていませんが、
実は2019年に某大手バイクチェーン店で、「Ninja400R」を購入しました。
しかし、購入後一か月の間にラジエーターの故障や、
オイル漏れが発生し、整備不良であることが判明しました。
ちなみに納車後ではなく、購入から一か月です。
※ 納車整備で2週間ほどかかっていますので、実際に手元にあったのは2週間ちょっと
この間私は自宅とバイク屋の間、数十キロ走行しただけです。
検査のため、バイク屋に預けましたが、他にも異常があるということで、
修理します!!と電話口で告げられました。
さすがに対応がずさんすぎる、信用ができない。
ということで、両者の話し合いの元、バイクを返却し、
返金してもらうということになりました。
納車後どこにも出かけられていないので、
ブログに登場させることはできませんでした…残念です…。
皆さんはせっかく手元に来た愛車と、
こんな結末を迎えたくないですよね。
私もそうならないことを祈っています。
ですので、中古車も新車も。
正規ディーラーで買うとか、信頼できるバイク屋さんに依頼するとか。
長く愛車といられるように、沢山時間をかけてバイク探しをしてみてください。