これからバイクを買おうと思っているけど、どういったバイクを買えばいいかわからない方、多いと思います。
Goobikeを眺めてみただけでも、バイクは沢山あるし、
同じバイクでも値段が全然違いますからね。
中古で買いたいけど、乗ってる途中で壊れたりしないの…?
凄いカッコいいバイクだけど、古いバイク…維持するのにお金はかからない…?
など。そういった様々な疑問があると思います。
そんな方のために、バイクの選び方を紹介したいと思います。
中古車の選び方
ノーマル車
私がおすすめする、1つ目はこれです。
始めてバイクに乗る方は、できるだけノーマル車に乗るのがいいです。
ノーマル車ってなに?
って言うと、「発売当初のバイクの状態」を指します。
つまり、マフラーやハンドル。
その他諸々、バイクにカスタムを加えていない個体のことを指します。
極端にわかりやすいので、カワサキのゼファーを参考に、こちらがノーマル車。
※ すみません…手元にこのくらいしか写真がなかったので、めっちゃぼやけてます…
こちらがカスタム車。
カスタム車は見た目のインパクトもかっこいいんですけどね…
とは言え、始めて買うには向きません。
基本的にカスタムは前のオーナーの趣味でしているものです。
敢えて極端に言いますが、
中古車市場に出ているバイクは、本来はメーカーが操作性や安全性、
視認性などを想定して設計した性能がすべて「低下している」と思ってください。
※ 全部がそうではないです。もちろんちゃんと考えてカスタムされている車両も市場には沢山あります。
また、それだけではなく、バイクは割と簡単にカスタムができてしまうため、
法律で決められた基準を超えてしまっているものが、市場に出回っています。
なので、カスタム車両を購入し、そのまま公道を走行すると違反キップを切られるものもあります。
バイクの取締対象箇所はこちらです。
- マフラーの音量
- ナンバープレート
- ライトの色や大きさ等
- ハンドルの長さや形等
バイクに見慣れないうちは取締対象か否か。
また、ちゃんとプロがカスタムした車両で、安全に乗ることができるのか。
という判断は難しいと思うので、カスタム車両は避けておくことをおすすめします。
割と最近の車両である
最近まで製造していたモデルのバイクを選ぶことも一つの方法になります。
近年のバイクは、ABSが標準搭載されていたり、トラクションコントロールが標準搭載されていたり。十数年前と比べると、安全性能が飛躍的に高くなっています。
また同じ車種でも、フルノーマル、ワンオーナーで低走行車。
のような良条件の個体が様々なカラーで複数台出てきます。
バイクは壊れます。
何なら、新車でも数百キロ走れば一つくらい不具合箇所が出てきてもおかしくないです。
普段一緒に乗る友人を例に挙げると、
一人はホンダのモンキー125を新車で購入し、3,000km時点でチェーンが垂れて交換することになり、もう一人はBMWのG310GSを新車で購入し、1,000km時点でバッテリー切れとグリップヒーターの故障。
当然新車は初期不良とかもありますが、まぁこういったことが普通にあるのがバイクです。
色々むき出しなので、車よりちょっとデリケートな乗り物です。
古いバイク、マジでかっこいいと思います。
でも、乗り継いできたオーナーがどういう乗り方をしてきたか。
なんてどこにも書いていないので、わからないですよね。
慣れている人ならいいと思いますが、初心者にはお勧めできない理由の一つです。
また、年式の古いバイクですと、過走行(もしくは走行距離不明・改ざん車)などが
最近のバイクに比べて多いです。
過走行車や、走行距離不明とわかっているものであればまだいいのですが、
走行距離8,000km!!(嘘です。実は改ざん前の走行距離は20,000km) みたいなものが、
市場には沢山あると言われています。
これに関しては、日頃バイクの整備をやっているプロの方や、
長年バイクに乗っている熟練のライダー。みたいな人でないと、見分けをつけることができません。
そのため、そのリスクをなるべく低減するため。
という意味でも、製造年が古くないものを選びましょう。
どれだけ古くても10年とかですかね。
そのくらいが今から計算すると比較的安全圏だと思います。
ぶっちゃけて言うと、私は割と古い人間なので、
何なら750RS FOURや、ホーネットとか、XJRとかが好きだし乗りたいです。
けど、あの辺りのバイクは正直初心者には向かないかな…。
と思って踏みとどまっている感じですかね。
身の丈に合ったバイクを買うのは、大事なことだと思います。
ちなみに、1番で紹介した「ノーマル車」である。
という部分についてですが、通販サイトで見つけたこのカスタムのバイクがいい!!
と思った場合、製造年が古くなければ同じものを自分でも作れます。
古くないバイクはパーツが流通していますので。
製造年の浅いノーマル車を購入して、パーツを購入して、ホンダとかヤマハに持っていってパーツ付けてもらってください。
自分がお願いして作ってもらった確実にプロが作ったカスタム車
VS
誰かが作ったカスタム車
という安心感の違いが発生するのと同時に、
前者と後者の間でトータルコストそんなに変わらないですよ。
古いとそうは行きませんが。
第三者の鑑定書がある
近所にバイク屋がなく、通販で購入する人には特に重要なことです。
お店が出している情報だけではなく第三者による車両の鑑定が出ているものは、
内容に信憑性が増します。
例えば走行距離、外装状態、エンジンの状態、電子制御周りの状態等。
買ってしまったら取り返しのつかない部分を、お店ではなく第三者機関も介入して
チェックしている様な車両は、ネットの販売サイトに書いてある情報が信頼できます。
第三者の鑑定書があるということは、見られても問題ないというお店側の自信の現れとも取れますので、そこのお店で取り扱っているバイクも、信頼性を増しますよね。
あくまで私個人の話ですが、大量の車両を取り扱っているにも関わらず、
第三者による鑑定がされている車両が一つもないところは私は信頼していません。
逆に自信があって、わざわざとっていない可能性もあると思いますが、
こちらとしては、知らないお店に「自信あります!」と言われても、
具体的な根拠が無いので信頼はできないです。
何度も言いますが、私の場合です。
例えばGoobikeの鑑定書は特記事項に詳しいバイクの状態が書いてありますので、
そちらと、お店側の商品紹介を照らし合わせることでよりリアルにバイクがどういった状態であるか、把握することができますよね。
大きな買い物になりますから、情報は多いほうがいいですね。
自分の体形に合ったバイクに乗る
これはまぁ想像できると思いますが、
足が全くつかない、重たいバイクみたいなのに初めから乗って、
立ちごけをたくさんしてしまって、公道にでるのが嫌になる。怖くなる。
みたいな経験をしてしまっては、せっかくライダーの仲間入りしたのにもったいないです。
最初、慣れるまでは足がつくような軽いバイクに乗るというのは悪くない選択肢だと思います。
逆も然りで、身長190cmあるのにモンキー50に乗ってすごく窮屈に運転しないといけないから、もういいかな…
みたいな。
まとめ
沢山ありすぎるのも、把握しきれないと思いますので、これくらいにしておきます…。
全部の要点をまとめると…
- ノーマル (またはそれに近いもの)
- 製造年が10年以内
- 第三者機関の鑑定書がある
- 自分の体形にあったバイクに乗る
という4点です。
これだけでも大分絞れてくると思います。
この4点の中で、自分好みのスタイルのバイクを探してみてください。
ネイキッドなのか、アメリカンなのか、スーパースポーツなのか。
自分好みの、条件のいいバイクが出てくると思いますよ!
色々紹介しましたが、どうしても!!
という場合は、自分が欲しいバイクに乗っていいと思います。
そこまでの愛情があるならば、沢山乗って、メンテして。
バイクの癖をわかってあげて、乗りこなしてしまう。
というのも一つの選択肢だと思います。
ここで紹介しているのはあくまで一例、私が選定した時の基準というだけです。
皆さんの参考になることを祈ります…