GB350に試乗してきました。
先日GB350Sが発売されたばかりで、再注目の一台となってきているバイクですね。
GB350とGB350Sの違いは以前まとめていますので、そちらを御覧ください。↓
スペックから試乗インプレッションを書いています。
バイク選びの参考にしていただければと思います。
GB350 基本情報
1.スペック
| 全長 × 全幅 × 全高 (mm) | 2,180 × 800 × 1,105 |
|---|---|
| シート高 (mm) | 800 |
| 装備重量 (kg) | 180 |
| 排気量 (cc) | 348 |
| 燃費 (km/L) | 41.0 (WMTCモード) |
| 変速機形式 | 常時噛合式5速リターン |
| エンジン | 空冷OHC単気筒 |
| 最高出力 | 15kW (20PS) / 5,500 rpm |
| 最大トルク | 29N・m (3.0kgf・m) / 3,000 rpm |
2.カラーバリエーション



インプレッション
1.外装
【 評価:★★★★☆ 】

まず一番に目を引くのはこの丸目一灯のヘッドライトです。
先日SR400がついにFinal Editionとなり、こういった外見を持った、ネオレトロなバイクが純国産の中型バイクから消えましたね。
GB350を発売したタイミングは流石はホンダと言ったところだと思います。
正直、SR400のコアなファンでもこの国産ネイキッドらしい丸目一灯のヘッドライトに、クラシカルなシートデザインは、心揺さぶられるのではないでしょうか。

やっぱり空冷のバイクはフィンが美しいですね…
エンジンだけでも眺めていたくなるような。
そんな美しさがありますね。
空冷の単気筒エンジン。
構造も見た目もシンプルなのに、完成されたビジュアルが最高ですね。
2.足つき
【 評価:★☆☆☆☆ 】
シート高は800mmです。
私の身長が172cm、体重が65kg、股下が大体80くらいです。
正直、シート高に対しての脚付きは全然良くはないです…。
アドベンチャーを除けば、大抵のバイクは両足がつくんですが、このバイクは片足がようやく付く程度でした。
なんでも、シート横のカバーが出っ張っているので、そのせいで脚付きが悪いらしいです。
まぁ、車重が軽いので脚付き悪いですが、停車時の安定性は特に問題は無いように思います。
3.乗り味
【 評価:★★★☆☆ 】
エンジンをかけると、350ccとは思えないほどの重厚感のある心地よい単気筒サウンドが聞こえて来る仕上がりになっています。
このエンジンのサウンドと、振動の完成度の高さは流石はホンダと思います。
先日CBR650Rに試乗した際にも実感しましたが、近年のホンダ車は特にエンジンのチューニングに力を入れているような気がします。
↓CBR650Rの試乗レポートはこちら↓
スポーツバイクはよりスポーティに、振動を少なく。
GB350の様な、ちょっと郷愁感のあるバイクにはレトロなサウンドと振動を。
他のバイクも試してみたいと思わせるような、そんな作り込みの良さを感じました。
一速にギアを入れて、走り出すと感じるのはものすごい厚みのある音と、振動の強さをより強く感じられます。
流石にスピードに乗ってくると、安定感を重視した様なサウンドと振動に変わっては来ますが、「停車からの出だし」はこれ以上無いくらいの楽しみがある、そんなバイクだと思います。
低回転のよりトルクが有る場所を使ってやって楽しむバイクですね。
ただ、一つだけ難点を上げると、どうしても気になってくるのが、少し速度が出てきたくらいの乗り味ですかね…
アイドリング中や、初速時の様な重厚感はないので、ちょっと単調でつまらなく感じてしまう方もいるかもしれないです。
秋口に紅葉を見に行ったり、田舎道をゆっくり低回転域を使って、落ち着いた、ノスタルジックなツーリングスタイル向きのバイクのような感じです。
視点は高くて、ハンドル位置もちょうどいい場所にあって、長時間のライドでも疲れない様な気がしますね。

ちょっと私は使い慣れなくて忘れてしまっていましたが、シーソーペダルも付いているので、シューズや足を傷めずに乗れそうですね。
4.総評
【 評価:★★★★☆ 】
初心者の方で、これからネイキッドのバイクを探すぞ!
と言った方には特におすすめ。
また、落ち着いた、ノスタルジックなツーリングやキャンプなんかでも良さそうな気がしますね!!
そういった、落ち着いて走るスタイルの方にはマジでおすすめ。
これ以上無いくらい安らかな気持ちでバイクに乗れます。
結構ガッツリ見積もり書作ってもらって、ローンの試算もして。
割と本気で買おうか悩み中の一台になってしまいました…笑
こりゃ売れるのも納得の一台でした。
公式サイトはこちらになります。

